辰翼厳選 鳳渓二茅古樹芝蘭香(母樹) ほうけい にぼうこじゅしらんこう

¥6,000¥30,000

芝蘭香単叢は、早生・中生・晩生の三系統に分類され、中でも「二茅芝蘭香」と「烏岽宋種芝蘭香」は最も高名な品種として知られています。今回、辰翼茶荘が厳選したのは、広東省潮安県鳳凰鎮鳳渓二茅村頂厝自然村に原生する母樹芝蘭香。標高約780メートル、樹齢300年以上を誇る古樹から採取された稀少な逸品です。
2025年4月8日(旧暦三月十日)午後2時より丁寧に生葉を手摘みし、翌日9日に伝統製茶法により仕上げました。完成した商品茶はわずか1.4kgです。辰翼茶荘と汕頭の李氏にて大切に分蔵しております。
母樹芝蘭香は緊結した条索状で、黒褐色に艶があり、自然な芝蘭の花香を放ちます。その香りは鋭くも深く、持続性に優れ、湯色は明るく清澄。味わいはまろやかで厚みがあり、長い余韻と力強い「回甘」を感じられます。茶殻は青緑に赤縁を帯び、柔軟かつ弾力があり、淡い甘香をふんわりと纏っています。ひとたび口にすれば、まるで花香ただよう静謐な山谷を歩くような感覚に誘われます。その香りは決して派手ではなく、ふわりと寄り添うように広がり、繊細で奥深く、心の奥まで沁み渡ります。
母樹芝蘭香は、鳳凰山の高標高地で300年を超えて育まれた古茶樹。その品種的な特性に加え、雲霧に包まれた山の気候と大きな昼夜温度差が、豊かな内質を育て上げます。生葉の手摘みに始まり、太陽の光での「晒青」と自然萎凋、手作業に「揺青」で酵素反応を促し、伝統的な釜炒り殺青にて香りを閉じ込め、手揉みによって条索状に成形し、さらに炭火でじっくりと焙煎することで、香気と味わいのバランスを極めています。
これこそが「母樹」であり、古樹単叢の真の魅力です――ぜひ一度、ご体験ください。

 


・データ


分類 青茶(烏龍茶)
茶種 芝蘭香(母樹)
産地 潮州鳳渓
栽培地 鳳渓二茅
焙煎 中度焙火

・価格


10g 6,000円
15g 9,000円
25g 15,000円
50g 30,000円

 

送料について注意点
離島・一部地域は追加料金がかかる場合があります。

商品コード: 該当なし カテゴリー:

説明

淹れ方の目安

お湯の温度 茶葉の量 時間 抽出回数目安
95~100℃  8g 1~5 秒 1~2 煎
5~8 秒 3~4 煎
8~12 秒 5~7 煎

単叢を飲むときは、すするようにゆっくり飲むのをお勧めします。 茶杯を手に取ると、芳醇な香りが立ち、嗅覚を刺激。口に入れ、単叢が舌先に充分触れると、一瞬にして花や果物、乳香が口の中で解き放たれ、心地よい刺激をもたらします。単叢が体全細胞に染み渡ると、身体が微熱を帯び軽く汗をかく感覚、程なく身も心も緩んでほぐれ、究極にリラックスした状態へ。飲み終わった後も、香りが長く口に残り、甘い唾液がとめどなく続きます。この一つ一つの絶妙で、形容しがたい体験こそが単叢の魅力です。