2020年春岩茶(新茶)が販売になりました、芳醇な香り

岩茶は実に人の意志と体力を磨く茶です。台湾烏龍茶、福建閩南烏龍茶、広東潮州烏龍茶に比べ、岩茶の製作技術は最も複雑で、製作期間が最も長い。そのため、岩茶の出荷は毎年最も遅いです。毎年春茶は4月中旬から摘採作業が始まり、5月末には毛茶(荒茶)が完成し、6月には長い後期焙煎精製作業が始まりました。種類によっては、炭火に対する耐性度が違うため、普通8月下旬にはやっとその年の新茶が続々と完成します。一般的に、最初に完成するのは香りの良い高香型の岩茶品種で、後期に完成するのは普通炭火に対する耐性が高い品種で、例えば鉄羅漢、水金亀、半日腰、水仙などの味の濃い品種です。これらの品種の出荷は通常中国の旧暦の中秋節頃になります。だから、岩茶の生産と製作は製茶師チームの体力と気力には非常に大きい試練でもあります。

今年の春の初めの時期の不利な気候で岩茶茶青(生葉)の生産量が減少し、辰翼茶荘の茶師達は多くの困難を乗り越え、新しい製茶設備を導入し、更に岩茶做青工芸を改善しました。ですから、今年の岩茶の香りはとても優れ、茶湯の苦味も渋みも少ないです。私たちは努力の成果を得たことに喜び、そして私たちを信頼して支えてくれた茶友様と分かち合いたいです。

9月9日には、今年の新茶6品種をネットショップで正式に販売します。これら6個の商品ですが、香りの表現が優れており,それぞれに特徴があります。また、年の違う同じ品種の岩茶を1つセットにし、面白い飲み比べセットを作りました。同じ品種の岩茶でも、同じ茶師が作るものでも、年によって茶の表現が異なる点がワインに似ています。岩茶は1つ非常に個性のある茶で、香り、苦味、余韻などの特徴は互いに影響して、茶友様にとって、最後の感じはお茶に対する主観的な総合評定です。岩茶の飲み比べはいかがですか、好きな岩茶を見つけて頂ければ幸いです。

天気はだんだん涼しくなってきますが、私たち武夷山の岩茶焙煎工場では相変わらず熱いです。岩茶の焙煎温度は普通80度から120度の間で、通常岩茶の1回の焙煎時間は10 ~ 12時間ですが、より繊細でまろやかな味わいが作り出すため、今私達は焙煎温度を少し下げて、焙煎時間を長くしました。これはまた、岩茶の生産コストと人件費を掛かりましたが、岩茶の品質を向上させるためには、もはや重要ではありません。今後も続々と商品が発売されますので、Instagram、Facebook、Twitter、公式ブログの更新にご注目くださいませ。

最後に茶友様のご信頼とご応援に感謝し、皆様と一緒に岩茶のすばらしさと楽しみを分かち合うことができるように誠にお待ちいたしております