辰翼厳選 2024年春 烏崠中心沿古樹縹緲香(単株) うーとん ちゅうしんえん ひょびょうこう(たんしゅ)

¥5,000¥25,000

2024年は潮州単叢産地の気候が例年にない厳しく、早春の乾燥と茶期の雨天が茶葉の品質に大きな悪影響を与えました。しかし、辰翼厳選ブランドは品質へのこだわりを貫き、厳格な選別基準のもと、最高品質の単叢茶を選定しました。特に単品販売の製品は、その品質の高さが求められます。数々の茶葉の中から、私たちは2つの茶葉を2024年最高の単叢単品として選び抜きました。
辰翼厳選 2024年春 烏崠中心沿古樹縹緲香(単株)は、2024年に辰翼茶荘が厳選した最高品質の烏崠単叢の一つです。産地は烏崠村の中心沿自然村で、中心沿村は烏崠天池に近く、気候が穏やかで、火山活動によって形成されたミネラル豊かな土壌が特徴です。天池周辺で育った茶葉は、独特の風味を持つことで知られています。中心沿村は、標高1100メートル以上の山岳地帯に位置しています。高地栽培された春茶のみを摘採するこの地域は、「雲霧香」や「棕蓑挟」など、独特の単叢品種の産地として知られています。広東省茶葉科学研究所が数年前に検査を行った結果、この茶樹の樹齢は少なくとも150年以上であることが確認され、古茶樹に属することが分かりました。
この茶樹は、長年にわたり北京のお客様に専用的に提供されてきた非常に貴重なものです。毎年生産される茶葉はわずか4kgで、そのほとんどが北京へ届けました。しかし、2024年末、特別な事情により、この茶葉が市場に出回る機会が生まれました。汕頭の有名な茶商、李氏とのつながりもあり、私たちはこの貴重な単叢茶を手に入れるチャンスがありました。この単叢茶は全部で3.8kgでした。李氏は潮汕地区で有名な茶商であり、烏崬地域の茶農と40年以上の付き合いがあります。彼はまた、当地で最も有名な単叢茶の焙煎の達人としても知られています。彼の卓越した技術によって、単叢荒茶の品質を更にに向上させます。辰翼茶荘の店主は、何度も話し合った末、2025年の年始に汕頭を訪れ、李氏と共にこの貴重な単叢茶3.8kgを買い取りました。李氏は2kgを所有し、私達は1.8kgを日本へ持ち帰りました。
この茶葉は、過去10年以上にわたり北京のお客様に予約購入されており、潮汕市場にはほとんど出回っていません。茶農と北京のお客様が「縹緲香」と名付けたこの古樹茶は、まるで高山に立ち込める霧のように、濃くなったり薄くなったりと、その香りが刻々と変化するのが特徴です。十大香型には当てはまらない、複雑で奥深い香りが長く続き、その神秘的な味わいは、まさに一期一会のものです。汕頭で初めてこの古樹茶を体験し、その奥深さに深く感銘を受けました。茶葉の美しさ、沸騰したお湯を注いだ瞬間の香りの広がり、そして十数煎にわたる変化を楽しむ間、二名のベテラン茶人はただ静かにその味わいを堪能していました。言葉にならないほどの感動を覚えた、忘れられない茶会となりました。
真物の古樹茶は、ゆっくりと味わいを深めていく茶です。その豊かな内容物質と力は、通常4煎目以降から徐々に現れ、まるで波のように力強く私たちの心を打ちます。3gの茶葉に50mlのお湯で、烏龍茶の一般的な茶葉水比である1:12より少ない茶葉の量(茶葉水=1:16)にしても十分です。東京のミシュラン三ツ星店「茶禅華」が提唱する「真味只是淡」という名言のように、古樹茶の「淡」は、単なる薄さを意味するのではなく、茶湯と蓋碗に十分な空間を与え、茶味の深みを際立たせるためのものです。これは、ありのままの茶葉の姿を追求する、自然回帰の哲学と言えるでしょう。私たちも、このような貴重な古樹単叢を皆様と分かち合いたいと考えています。

 


・データ


分類 青茶(烏龍茶)
茶種 古樹縹緲香(単株)
産地 潮州烏崠
栽培地 烏崠中性沿村
焙煎 軽中度焙火

・価格


10g 5,000円
15g 7,500円
25g 12,500円
50g 25,000円

 

送料について注意点
離島・一部地域は追加料金がかかる場合があります。

商品コード: 該当なし カテゴリー:

説明

淹れ方の目安

お湯の温度 茶葉の量 時間 抽出回数目安
95~100℃  8g 1~5 秒 1~2 煎
5~8 秒 3~4 煎
8~12 秒 5~7 煎

単欉を飲むときは、すするようにゆっくり飲むのをお勧めします。 茶杯を手に取ると、芳醇な香りが立ち、嗅覚を刺激。口に入れ、岩茶が舌先に充分触れると、一瞬にして花や果物、乳香が口の中で解き放たれ、心地よい刺激をもたらします。岩茶が体全細胞に染み渡ると、身体が微熱を帯び軽く汗をかく感覚、程なく身も心も緩んでほぐれ、究極にリラックスした状態へ。飲み終わった後も、香りが長く口に残り、甘い唾液がとめどなく続きます。                                 この一つ一つの絶妙で、形容しがたい体験こそが岩茶の魅力です。