2025年春 手作り極品石乳 がんちゃせきにゅう SHIRU

石乳は非常に古い茶樹品種です。
北宋の時代、福建北部の北苑では皇室に献上する北苑貢茶が製造されており、その中で最も有名な龍団鳳餅茶のほかに、石乳は龍茶や鳳茶と並び称され、極上のな御茶とされていました。武夷山の崖壁には、今もなお「石乳留香」という石刻が残されています。「石」は茶樹が岩壁の近くに生えていることを意味し、「乳」は茶葉を打ち砕く過程で乳白色を呈し、さらに飲んだ後に明らかな乳香が感じられることを表しています。
辰翼茶荘の石乳は、武夷山で最も神秘的とされる鬼洞の山場近くで栽培されています。ここは武夷山の中でも最も魅力的で神秘的な山場であり、数多くの武夷山原生種の茶樹が自生しています。
2025年の岩茶シーズンでは、天候が非常に良好で、天の恵みと製茶師たちの努力により、石乳の品質は満足のいく結果に達しました。花香、乳香、豊かな鉱物感がもたらす味覚の衝撃が、2018年の神品石乳を再び思い出させます。極上の岩茶が生まれる過程も同様で、2年の間隔を経て、再び武夷山の神が幸運を辰翼茶荘に授けてくれました。それによって、茶友たちは再び石乳という千年の歴史を持つ名茶の極致の体験を味わうことができるのです。